Android Authorityによると、韓国のSamsungは今後、一部のGalaxyスマートフォンに自社製ではなく外部サプライヤー製のディスプレイを採用する可能性があるという。
背景にはメモリ価格の高騰があり、製造コスト全体が押し上げられていることが挙げられる。報道によれば、同社は中国のChina Star Optoelectronics Technologyから約1500万枚のOLEDパネルを調達する計画で、主にGalaxy AシリーズやFan Editionモデルに搭載される見込みだ。
CSOT製パネルは自社製よりも約20%安価とされ、コスト削減の観点から採用が進められている。一方で、これまで多くの端末でディスプレイを供給してきたSamsung Displayの関与が減ることになり、社内で摩擦も生じていると報じられている。
今回の動きは、品質よりもコスト最適化を優先する方向への変化とも受け取れる。
今回の動きで注目すべきは、「サムスンですら垂直統合を崩す」という点だ。
自社でディスプレイまで作れる強みは同社の競争力の中核だったが、それでもコスト圧力には勝てないという現実が見える。
特にミドルレンジ市場では価格競争が激しく、中国メーカーとの戦いを考えれば、部品コストを抑える判断は合理的だろう。ただし長期的にはブランド価値への影響が懸念される。
Galaxyは「高品質ディスプレイ」が評価の一つだっただけに、外部パネルの品質次第ではユーザー体験に差が出る可能性もある。コストと品質のバランスをどこで取るかが、今後のSamsungの評価を左右しそうだ。