Thevergeによると、サムスンは三つ折りスマートフォン「Galaxy Z TriFold」の販売を、発売からわずか3カ月で終了する見込みだ。価格は約2,899ドルと非常に高額で、米国では約6,000台のみが用意され、在庫はすでに完売状態となっている。

オンラインストアでは再入荷の案内も停止され、韓国でも3月中旬の最終入荷をもって販売終了とみられる。販売終了の背景には、部品コストの高騰により採算が取れなかったことがあると報じられている。

一方で、この製品は商業的成功というよりも技術力のアピール的な側面が強く、大型ディスプレイや新しい折りたたみ構造などは今後の製品に活かされる可能性がある。なお、後継機については現時点で公式な発表はない。



今回の動きは「売れなかったから撤退」というより、「最初から量産モデルではなかった」と見る方が自然だと思う。

実際、超高価格かつ限定台数という時点で、一般ユーザー向けではなく技術デモ的な意味合いが強い。むしろ注目すべきは、三つ折りという新しいフォームファクタを短期間でも市場に投入し、需要や課題を検証した点だろう。

特にコスト面での課題が明確になったことで、今後はより現実的な価格帯に落とし込んだ製品設計が進むはずだ。折りたたみスマホはまだ進化途中であり、こうした“実験機”的な製品が次世代モデルの土台になっていく流れは今後も続きそうだ。