廉価版なのにPCより速い?「iPhone 17e」がMacBook Neoを上回るベンチマーク結果
米メディアMacRumors Forumsによると、Appleが発表した低価格モデルのスマートフォン「iPhone 17e」のベンチマーク結果が公開され、同じく新製品のノートPC「MacBook Neo」より高いCPU性能を示したことが分かった。Geekbenchのテストでは、iPhone 17eはシングルコア約3607、マルチコア約9241を記録。一方、MacBook Neoはシングルコア約3461、マルチコア約8668となり、CPU性能ではスマートフォンがノートPCを上回る結果となった。MacBook NeoはiPhone向けチップ「A18 Pro」を搭載しており、基本的な性能はスマートフォン向けプロセッサと近い構成となっている。GPU性能は両者でほぼ同等で、Metalスコアは約3万前後だった。両モデルとも8GBのメモリを搭載し、AI機能「Apple Intelligence」に対応する仕様となっている。 今回の結果が注目される理由は、「スマートフォンがノートPCより速い」という点にある。通常、PCはより大きな冷却機構や電力供給を持つため性能が高いと考えられるが、MacBook Neoは価格を抑えるためにスマートフォン向けチップ「A18 Pro」を採用している。つまり設計思想としては“iPhoneをベースにしたMac”に近い構造だ。これに対してiPhone 17eはより新しい「A19」チップを搭載しており、世代差による性能向上がそのままベンチマーク結果に表れたと考えられる。結果として、安価なMacBookより最新のスマートフォンの方がCPU性能が高いという逆転現象が起きた。(MacRumors Forums) もう一つ重要なのは、Appleが「スマホ用チップをPCに使う」という戦略を広げている点だ。MacBook Neoは約599ドルという低価格で、MacBook Airより大幅に安いエントリーモデルとして位置付けられている。そのためThunderboltやTouch IDなどの機能を省き、チップもiPhone用を流用することでコストを削減している。一方でAppleシリコンはスマートフォン向けでも高性能なため、日常的な作業であれば十分な性能を提供できる。ブラウジングや文書作成など軽い用途なら、スマートフォン由来のチップでもPCとして成立することを示した製品といえる。(WIRED) 今回の結果は、「スマホとPCの境界がほぼ消えている」ことを象徴している。Appleは同じアーキテクチャのチップをiPhone、iPad、Macに展開しており、世代が新しいスマホの方が旧世代PCより速いという状況が今後も増えそうだ。将来的には「スマホがメインの計算機で、PCは大画面の端末」という位置付けに近づく可能性もある。 出典 MacRumors