Android Policeによると、Android版のGoogle Chromeにおいて、デスクトップ版でおなじみの「ブックマークバー」機能がついに導入され始めた。
この機能は、アドレスバー(オムニボックス)の直下にお気に入りサイトを一覧表示できるもので、これまでのようにメニューを開いてブックマーク一覧へアクセスする手間を省けるのが特徴だ。新たに追加された設定項目から表示のオン・オフを切り替えることが可能で、頻繁にアクセスするサイトへより素早く移動できるようになる。
ただし現時点では、タブレットなどの大画面デバイスを中心に展開されており、すべてのスマートフォンで利用できるわけではないとみられる。今回の変更により、モバイル版Chromeはデスクトップ版との機能差をさらに縮める方向へ進んでおり、ユーザー体験の統一が一層進むことになりそうだ。
今回のアップデートで注目すべきは、「モバイルはシンプルであるべき」という従来の設計思想が少しずつ変化している点だ。
これまでスマホ版ブラウザは画面サイズや操作性の制約から機能を削ぎ落とす方向に進んできたが、近年は大型ディスプレイの普及により、むしろPCに近い使い方を求めるユーザーが増えている。
ブックマークバーの追加はその流れを象徴しており、「スマホでも作業する」前提の設計へと移行している証拠だろう。特にタブレットや折りたたみ端末では恩恵が大きく、今後は拡張機能など、さらにデスクトップ機能が移植される可能性もある。
モバイルとPCの境界は、ますます曖昧になっていきそうだ。