Cult of Macによると、Appleが導入した新しいデザイン言語「Liquid Glass」は、今後も継続して採用される見込みだという。内部情報によれば、開発中のiOS 27やmacOSの次期バージョンでは、このデザインを大きく変更する予定はなく、基本的な方向性は維持されるとみられている。
Liquid Glassは2025年のWWDCで発表されたAppleの新しいUIデザインで、ガラスのような透明感や反射表現を特徴とする。iOSやmacOS、iPadOSなど複数のOSで共通のデザインとして採用され、従来のフラットデザインから大きく方向転換した。
このデザインについては賛否両論があり、透明感のある美しい見た目を評価する声がある一方、視認性や使いやすさを疑問視するユーザーも存在する。それでもApple社内では支持が強く、同社は完全に撤回する予定はないとされる。今後のアップデートでは、デザインの方向性は維持しつつ、ユーザーが透明度などの効果を調整できるような細かな改良が加えられる可能性があるという。
Liquid Glassが継続するという話は、Appleのデザイン戦略を見るうえでかなり象徴的だと思う。Appleは歴史的に、一度大きなデザイン方針を決めると、数年単位でそれを磨き続ける傾向がある。例えば、2013年のiOS 7で導入されたフラットデザインも、その後長くAppleのUIの基盤になった。
Liquid Glassも同じで、最初は賛否があっても、Appleとしては「新しい基準」として定着させたいのだろう。実際、透明感や動的表現はARや空間コンピューティングと相性がよく、将来のデバイス(ARグラスや空間UI)を見据えたデザインとも考えられる。つまり今回のUIは単なる見た目の刷新ではなく、Appleの次世代インターフェースへの布石なのかもしれない。